色々と試行錯誤した結果をメモしておきます。
まず卵。
親メダカと同じ姿の子が産まれるとは限りません。
出来るだけ種の特徴が出ている親に産卵させることがオススメです。
そのため、卵を産ませたいオスとメスを産卵用の水槽に隔離した方が良いです。
(その際、4Lくらいの水槽があれば十分でしょう)
照明は13時間以上。水温は25度くらいでしょうか。餌もしっかりと与えます。
卵を産める体になるまで1カ月程度かかるそうなので、卵を産むまで待ちます。
これを私は知らなくて、なぜ産まないのだろうと思っていました。
採卵についてはまだ苦手なので省略しますが、私は卵をスポイトで回収してました。
回収した卵を入れるのは、500mlのペットボトルを半分にカットしたもので十分です。
水道水を入れ、その中に卵を入れます。水は毎日変えた方が良いでしょうが、水温とかはそこまで気にしなくてもOKかと。
ここから先は、卵を10個くらい入れたと仮定して話を進めます。
10日から2週間程度で産まれます。産まれてすぐはそのままで良いですが、早い段階で1L程度の入れ物への移動をオススメします。
私はGEXのクリアケースを使ってました。参考になれば。
ここから、「楽をしたい」か「とにかくコストをかけたくない」かで方法が変わります。
コストをかけたくない場合は、針子用の粉餌を1日5回くらい投与してください。
水も汚れるので、スポイトでゴミを吸いつつ足し水して頑張ってください。
私もチャレンジしましたが、なかなか大きくならないし、死んでしまうこともあります。
楽をしたい場合。ゾウリムシを使います。
ゾウリムシに関しては、500mlペットボトルに「購入したゾウリムシ水」と「水(一応カルキ抜きしてます)」を合計400mlくらい入れ、米のとぎ汁を20mlくらい入れて放置すれば増えます。(最初は、ゾウリムシ水を多めに入れた方が安心です。100mlも入れれば十分です。その場合は水を300mlくらい足すことになります。)
ペットボトルの蓋は閉めず、乗せておくだけにします。(酸欠防止と異物混入防止)
光は当たらない方が良いようです。
1日1回程度は蓋を閉めてシェイクします。
とぎ汁の補充は週に1回で大丈夫です。
ある程度増えてきたら針子に与えます。(そのため、事前に準備した方が良い)
培養水ごと与えても問題ないです。(ただし、自己責任でお願いします)
沈殿物が舞い上がらないようにするため出来るだけペットボトルを動かさないようにし、沈殿物を吸わないよう培養水の上の方から注射器やスポイト等を使用してゾウリムシを吸い取ります。
与える量は、水槽の水量1Lあたり2~5ml程度を1日1~2回くらいです。
これ以上与えると、水質悪化のリスクが増えるようです。
ペットボトルをカットした容器だと0.5ml程度、上記クリアケースなら1ml程度投与する感じです。多少大きくなってきたら、クリアケースで2ml程度投与すれば良いかと。
粉餌だけで頑張っていたときが何だったんだろうというくら簡単に大きくなってくれます。粉餌は、ほんの少しを1日1~2回与えるだけで十分です。それも不要かもしれません。
水換えはお任せですが、クリアケースに移して以降は週に1回3分の1程度を変えてました。
1cmくらいまで大きくなったら、2Lくらいの容器に移動させます。
ここでも、容器にあわせた量のゾウリムシを投与し続けます。粉餌も少々。
勝手に1.5cmくらいになるので、4Lくらいの容器に移動させます。
一番最初に4Lの水槽で採卵したのであれば、それを使ったら良いと思います。
この辺りからは、粒の大きな餌を与えた方が良いと思います。
(最初に粒の大きな餌を購入し、乳鉢等ですり潰して針子に与えるのも良いと思います)
また、ゾウリムシは食べますが、この頃になるとミジンコの方が効率的かもしれません。
(ミジンコについては実験中なので省略しますが、培養方法は色々あるようです。)
あとは2cmくらいになるのを待つだけです。
2cmくらいになったら親と合流させましょう。
以上です。お疲れさまでした。